業務スーパーの冷凍野菜は危険!?安全性や栄養価について徹底解説!

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驚くほどの安さと、豊富な品揃えで、自炊派や節約されている方には特に強い味方である業務スーパー。

取り扱われている商品のなかでも、冷凍野菜は下処理が要らず、料理の手間を省くことができるため、時間に追われる方にとって、特に助かる存在なのではないでしょうか。

ですが、過去には業務スーパーの冷凍野菜の危険性を伝えるニュースや記事が多く出回りましたよね。

そこから、業務スーパーの冷凍野菜は危険だから買わないようにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

冷凍野菜の栄養価が、生の野菜と比べてどうなのかも気になるところですよね。

今回は、業務スーパーの冷凍野菜は本当に危険なのか?栄養価はどうなのか?を徹底解説していきます。

業務スーパーの冷凍野菜は危険ではない

業務スーパーで販売されている冷凍野菜に農薬が残留していたり、保存料が大量に使われていたことが明るみになった出来事がありました。

特に「中国産の冷凍野菜は危険!」という声は、業務スーパーに限らずよく聞くのではないでしょうか。

私も実際、そんなイメージを持っていて、冷凍野菜はなるべく買わないようにしていました。

ですが、実は「冷凍野菜=危険」ではないのです。

それはなぜなのか、理由を説明していきますね。

安全基準を満たしているから

日本国内で販売されている商品には、すべて食品衛生基準をクリアしているという前提があります。

国内産の野菜を冷凍野菜として使用する場合には、残留農薬の基準をクリアしていることが条件となっています。

輸入食品に関しては、専門の機関で輸入食品監視という検査をクリアしなければなりません。

この検査に合格することではじめて、日本国内での販売が許可され、商品を店頭に並べることがで切るのです。

さらに、行政による監視体制に加えて、製造工場における管理方法の確認や現地の視察をしており、輸入の際には自主的な検査も行っています。

過去には事実として、安全性の問題により、中国産の野菜の輸入を一時停止するという事態も起きました。

しかし、日本の専門職員が現地の農地や加工工場、検査機関を直接確認・指導するという対応を行い、国際的な管理システムも導入し、安全性を高める対応をしています。

そのため、現在は中国産の野菜も安全性を十分に確認された上で、販売されています。

また、これらの検査を行う人々に対しても、検査の精度を確認する訓練も行われており、検査自体の精度も厳しくチェックされているのです。

このように、あらゆる機関を通して、安心・安全な商品が私たちに提供されるように、管理が徹底されているということですね。

日本は食品安全基準が高い国と言われています。

こういったところからも、「冷凍野菜=危険」とは言えないことがわかります。

冷凍することで保存料不使用でも長期保存可能

生のままでは傷みやすい野菜も、冷凍野菜として保存することで、保存料を使わなくても長期的な保存が可能になります。

そうは言っても、保存料を使っているかどうかは、食品を見ただけではわからないため、不安になる方もいるかもしれません。

そんなときは、製品の裏面に記載してある原材料に野菜の名前のみが書かれていたら、保存料は使用していない、ということになります。

心配な方は、購入前に原材料をチェックするのもおすすめです。

業務スーパーの冷凍野菜は栄養価が失われていない

業務スーパーで取り扱っている冷凍野菜が危険ではないことは確認しましたが、次に栄養価を見ていきましょう。

冷凍野菜は加熱処理もしているし、栄養が失われていそうなイメージがあるのだけど…

このように、業務スーパーの冷凍野菜に限らず、冷凍野菜は生の野菜に比べて「栄養価が低い」と思っている方も多いのではないでしょうか?

実は、冷凍野菜には「栄養価と美味しさを失わない工夫がされているのです。

一体どんな工夫がされているのか、詳しくみていきましょう。

旬の時期に野菜を収穫し冷凍している

今の時代、野菜は季節を問わずに栽培や収穫が可能で、多くの野菜がスーパーなどの店頭に並ぶことが多いですよね。

しかし、野菜には本来「旬の時期」があります。

実は、業務スーパーの冷凍野菜は「旬の時期」に収穫した野菜を使用して作られています。

一般的に、旬の野菜は一年の中でも一番栄養価が高く、味も美味しく、よりたくさんの量が収穫できるため、季節外れに買うよりも安く購入することができます。

普段買い物をされる方の中には、なるべく旬の野菜を選ぶようにしているという方も多いでしょう。

冷凍野菜は旬の時期に収穫・加工をするため、栄養価は高く、価格は抑えて、いつでも安定した価格で販売することができるのです。

急速冷凍で栄養を逃さない

業務スーパーの冷凍野菜は、採れたての旬野菜を急速冷凍することで、栄養価も色味も、味わいもそのまま閉じ込めています。

とはいえ、自分で購入してきた野菜を下処理して、作ることもできますよね。

私も大量に野菜を購入した際には、すぐに使えるように下処理して、チャック付きの袋などに入れて、冷凍保存しています。

しかし、自宅で作った冷凍野菜は、業務スーパーの冷凍野菜よりも栄養価が低くなっているかもしれません。

なぜなら、業務スーパーで販売されている冷凍野菜は「-40℃以下で急速冷凍」されています。

それに対して、自宅用の冷凍庫は「-18℃前後」が多く、冷凍されるまでに非常に時間がかかるため、この違いは歴然です。

栄養も色味も味わいも閉じ込めてしまう急速冷凍の技術はすごいですね。

業務スーパーの冷凍野菜のおすすめ6つ

ここまで、業務スーパーの冷凍野菜の実態を見てきましたが、大きくイメージが変わった方もいらっしゃるのではないのでしょうか?

危険性がなく、栄養価も味もいいのであればぜひ食べてみたくなりますね。

ここからは、業務スーパーの冷凍野菜のおすすめを6つ紹介します。

ぜひお買い物をされるときには、チェックしてみてください。

冷凍ほうれん草

生のままでは痛みやすいほうれん草ですが、冷凍なら長期保存ができるので安心です。

しかもカット済みであるため、時短で料理をしたいときにも、袋から出してすぐに使用できます。

和食にも洋食にも、彩りを足したいときにも、冷凍ほうれん草があなたの心強い味方になるでしょう♪

ブロッコリー

ブロッコリーも一口大にカット済みで、加熱処理もした状態であるため、袋から出してそのまま使用できます。

房のまま購入すると、洗ったり、一口サイズにカットしたり、下茹でをしたりと、時間と手間がかかりますよね。

忙しい毎日のごはんで、手軽に野菜を摂りたいときに、冷凍ブロッコリーがあると安心ですね。

カボチャ

彩りがよく、栄養価が高いため、ぜひ食卓に取り入れたいカボチャですが、種取りの工程や固さがあり、下処理が面倒に感じてしまいがちではないでしょうか。

業務スーパーの冷凍カボチャは、使いやすい大きさにカットされていて、種取りもしてあるため、袋から出してそのまま使うことができます。

細かく切るもよし、つぶすもよし、そのまま使うもよし、万能選手な冷凍カボチャです。

いんげん

夏が旬のいんげんは、栄養たっぷりの緑黄色野菜です。

栄養面のほか、お弁当や食卓にいんげんが並ぶと、一気に彩りをプラスしてくれます。

しかし、筋を取ったり、下茹でしたり、こちらも下処理に手間がかかる野菜の一つです。

冷凍いんげんであれば、炒め物や和え物、付け合わせにもそのまま活用できるのでおすすめです♪

オクラ

栄養価が豊富なオクラは夏が旬の野菜ですが、業務スーパーでは冷凍野菜として1年中取り扱いがあります。

この冷凍オクラはガクと先の部分がカットされているため、そのまま和え物などの料理に使えます。

我が家はオクラが大好き過ぎて、旬の時期にオクラが食卓に並ばない日はないので、季節を問わず食べられるのはとても嬉しいです。

あともう一品欲しいときにも、オクラがあれば調味料をかけてすぐに出せるので楽チンです。

刻み玉ねぎ

厳選された玉ねぎを、産地で皮をむいて、カットした後、急速冷凍しています。

皮をむく手間や涙をこらえながらみじん切りをする大変さを考えると、とてもありがたい存在と言えますね。

ハンバーグやオムレツなどを作るハードルも下がるのではないでしょうか♪

業務スーパーの冷凍野菜の解凍方法はどうする?

業務スーパーの冷凍野菜を使用するとき、冷凍状態のまま使っていいのか、調理前に解凍した方がいいのか、悩むことはありませんか?

野菜によっておすすめの解凍方法はあるのか、考える方もいるでしょう。

業務スーパーの冷凍野菜を美味しく食べるためのおすすめの解凍方法は、ずばり自然解凍をしないことです!

解凍方法とは言えないかもしれませんが、これをお伝えするのは理由があります。

それは、冷凍野菜を自然解凍してしまうと、せっかく急速冷凍で閉じ込めたミネラルやビタミンが水分と共に流れ出てしまうからです。

さらに、栄養だけでなく野菜の食感も失ってしまうので要注意です!

冷凍野菜は元々加熱処理されているので、短い時間で調理するのもポイントです。

冷凍野菜を美味しく食べるために、これらの調理方法はぜひチェックしておきましょう。

まとめ

  • 業務スーパーの冷凍野菜は、店頭に並ぶ前に専門部門のあらゆる安全基準を満たしているから、危険ではない
  • 輸入食品や国内産の野菜など、検査基準はそれぞれに設定、徹底されていため危険ではない
  • 野菜を冷凍保存しているため、業務スーパーの冷凍は保存料を使わずに長期的な保存ができるようになっている
  • 冷凍野菜は旬の時期に野菜を収穫し、急速冷凍しているため栄養価が高く、色合いや味が良くなるように工夫されている
  • 冷凍野菜を使うときは自然解凍せず、そのままの状態で短時間で調理すると、栄養や食感を失わずに美味しく食べられる

「冷凍野菜=危険」という認識を持たれやすいですが、業務スーパーの冷凍野菜を正しく知ると、認識と全く違うことがわかりましたね。

そして買ってみたい!使ってみたい!と思った方も多いのではないのでしょうか。

仕事や家事、育児に時間が取られ、なかなか自炊する腰が重い方も、冷凍野菜があれば少し楽に野菜が取り入れられそうですね♪

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