汗をかいて痒くなった肌をこすると、黒いカスのような物がぽろぽろと出てきた経験ありませんか?
え、これって垢⁉
私ってもしかして不潔なの?
確かに垢は汚いというイメージがありますよね。
私もスポーツなどで汗をかくと肌を1回こすっただけでぽろっと垢が出ます。
垢が出やすいという事はそれだけ不潔なのではないか、と恥ずかしくなりますよね。
しかし、垢が出やすい原因が知りたいと思っても、なかなか周りに相談しずらい内容です。
声を上げないだけで垢が出やすいという悩みを抱えている人は少なくないはずですし、この記事を見ているあなたもそんな悩みを抱えている1人ではないでしょうか?
そこで今回、垢が出やすい原因について調べてみました。
また、原因に対しての対処法もお伝えしていきます!
垢が出やすい原因を4つ紹介!
垢が出やすい原因は主に4つあります。
- 体を洗いすぎている
- 体を洗わなさすぎる
- 新陳代謝が活発
- 新陳代謝が乱れている
体を洗わなさすぎるはイメージ出来るけど、洗いすぎもダメなの⁉
新陳代謝も関係するんだ!
体を洗いすぎが垢が出やすい原因となるだなんて驚きますよね!
1つずつご紹介していこうと思います。
体を洗いすぎて新しい角質まで剝がしてしまっている
体をゴシゴシと強く洗った方がしっかり洗えた感があってスッキリするんだよね♪
私も子供の時から頭や体を強く洗ってしまうタイプだったのでその気持ちとてもよく分かります。
しかし、強く体を洗ってしまうと垢だけではなく新しく作られてきた必要な角質も落としてしまう可能性があるのです。
角質の厚みは0.02㎜という薄さしかない事はご存じでしたか?
例えるとしたらラップ程の薄さという事になります。
かなり繊細に洗ってあげないとすぐに傷がついてしまうという事が分かっていただけたかと思います。
そして、そんな新しい角質を傷つけてしまうと
早く新しい角質を作って肌を守らなきゃ!
と、体が過剰に反応して必要のない程の量の新しい皮膚を作り出そうとします。
しかし、沢山作ったとしても居場所がないので体からもいらないと判断をされてしまい古い角質と一緒に垢となってしまうのです。
体を洗わなさ過ぎて垢が溜まっている
逆に、「洗いすぎると肌によくない」や「お風呂が嫌いだから」など色々な理由でお風呂に入る頻度が少ない方がいます。
しかし体を洗わないでいると垢が溜まってしまい、結果垢が出やすいくなります。
確かに、体の洗いすぎは肌を傷つけてしまうのでNGですが、逆に洗わなさすぎても肌にとってデメリットしかありません。
そして、そのような状態が続くと「アカツキ病」と診断されてしまうかもしれません。
アカツキ病って何?
アカツキ病とは名前の通り垢が付いている、目に見えるほど垢が溜まっている皮膚病というものです。
病気というと不安になりますが、垢が溜まっているだけなのでしっかりお風呂に入って洗い流せば症状は無くなっていきます。
適度に体を洗うという事が大切だという事ですね。
新陳代謝が活発で肌の入れ替えが速い
新陳代謝によりいらない古い角質が垢になります。
新陳代謝のは28日周期で起こります。
この新陳代謝が活発で肌の入れ替えが速いという事は古い角質が出る頻度が高いという事です。
これは若い人が圧倒的に多いです。
若くて新陳代謝が活発な10‐20代の人ほど垢が出やすいという事ですね。
「垢が出やすい原因は若いから」と考えれば、少し心も軽くなるのではないでしょうか?
新陳代謝が正常に働いていない
逆に新陳代謝が正常に働いていないとなるとそれもまた垢が出やすい原因となります。
- 加齢
- ストレス
- 生活習慣の乱れ
- 過度なスキンケア
これらの原因から28日周期の新陳代謝が乱れが起きて、肌の乾燥やニキビなど肌トラブルに発展します。
そしてその肌トラブルのせいで肌が傷つき、体にSOSサインが流れて過剰に新しい皮膚が作られてしまうのです。
こちらは体を洗いすぎるといけない理由と同じになりますね。
また、本来の周期でいけば剥がれるはずだった古い角質が肌に残ってしまうことで垢が溜まりやすくなり、垢が出やすい原因となってしまいます。
垢の正体は古い角質と分泌物や汚れが混ざった物!
垢が出る事が嫌としか思ってなかったけど、そもそも垢って何?
人間の肌はミルフィーユ状の層になっていて、一番外側の皮膚を角質といいます。
新陳代謝によりミルフィーユ状の皮膚は細胞分裂を繰り返すことで内側の皮膚が外側まで押し上げられ、周期的に新しい健康的な肌へと生まれ変わります。
その時役目を終えた古い角質が剥がれ落ちようとします。
この剥がれ落ちる古い角質と皮膚上についていた汚れや汗や皮脂などの分泌物が混ざり合ったものを垢と言います。
じゃあ、やっぱり垢はいらない物なんだね。
いいえ、実は垢があることで起こるメリットもあるんですよ。
簡単に言えばお肌を外敵から守るバリアの役割をしてくれるのです。
垢が全てなくなってしまうと角質層が外敵に晒されてしまい、すぐに風邪をひいてしまったりシミやそばかすが出来やすくなる原因になります。
しかし、垢を溜め過ぎていて起こるデメリットもあります。
バリアの役割をしてくれるからと垢を溜めてしまうと今度はニキビなどお肌のトラブルを引き起こす原因になってしまうのです。
垢の取りすぎも良くないけど、取らなさすぎもよくないという事ですね。
垢が出やすい体質の方におすすめの対処法を紹介!
垢が出やすい体質の方におすすめの対処法は主に3つあります。
- 入浴をする
- 保湿をする
- 生活習慣を正す
大事なポイントを押さえながらそれぞれ紹介していきたいと思います。
肌に優しい入浴をすることが大事
入浴なんて毎日してるよ?
垢が出やすい体質を気にしている方なら毎日入浴をしていると思います。
しかし、そうではなく肌に優しい入浴をする事が大事なのです。
ゴシゴシと体をこすっていませんか?
湯舟に浸からずにシャワーだけで済ませていませんか?
毎日入浴をしていても肌に優しくない方法で入浴していたら垢は溜まってしまいます。
そこでおすすめの入浴方法を紹介します。
入浴で重要なポイントはぬるめのお湯(40℃以下)を使うという事です。
熱湯を使うと必要な皮脂まで流してしまい、肌が乾燥してしまい結果垢が出やすい原因となります。
湯舟に10分ほど浸かって垢をふやかし体を洗った時に垢が落ちやすくした後、体を洗う時は柔らかいボディタオルや手で泡タイプの石鹸を使い優しく洗います。
そうすることで肌への摩擦ダメージを押さえ、余分な角質を作る事を防ぎます。
保湿にはセラミド成分入りを使う
入浴の後には必ず保湿をしましょう。
保湿において重要なポイントはセラミド成分入りの保湿剤を使うという事です。
セラミドってよく聞くけど、一体何の事?
セラミドとは簡単に言えば角質層の主成分です。
セラミドは紫外線や様々な病原菌から肌を守ってくれます。
また、肌から水分を逃がさない保湿機能も兼ね備えています。
しかし、このセラミドは石鹸(界面活性剤)で洗い流されやすいのです。
洗い流されて不足したセラミドを保湿で補っておげる事で肌のダメージを防ぎ、結果垢が大量に作られることを防ぐことが出来ます。
生活習慣の乱れを正し健康的な肌にする
新陳代謝が正常に働いてない事が垢が出やすい原因の1つと紹介しました。
その新陳代謝を正常に戻すのに有効なのが生活習慣の乱れを正すことです。
暴飲暴食や食事量を極端に減らした過度なダイエットなども生活習慣の乱れを引き起こす原因となります。
新陳代謝は睡眠時に活性化することが分かっており、特に22時から2時の間はお肌のゴールデンタイムですのでこの時間に眠れている事が重要となってきます。
ストレスやたばこやお酒は肌にとって悪影響でしかありません。
健康的な毎日を送る事が垢が出やすい体質を改善する事につながりますよ。
垢が出やすいなら垢すりが良い?メリットデメリットを紹介!
温泉施設などで「あかすり」という文字をよく見かけます。
垢が出やすい体質の方なら一度は気になった事があるのではないでしょうか?
垢すりとはタオルやブラシなどで肌をこすり垢を落とす美容法です。
しかし、垢すり自体にもメリットとデメリットが存在します。
正しく行えば垢が出やすい体質の改善につながりますが、間違った方法で行っていたら垢が出やすくなってしまいます。
垢が出やすい体質改善の為に是非参考にしてみてください。
垢すりのメリットとデメリット
垢すりに期待できるメリットと注意したいデメリットを紹介します。
美容効果や体臭予防効果はもちろん、あかすりというマッサージでリラックス気分を味わえダイエットも出来てしまうと思うといい事尽くしですよね♪
私も一時期はお給料が入ったらすぐにあかすりをしに温泉施設に行っていました。
垢すりをした後の肌のつるつる感がクセになりますし、そのまま露天風呂にゆっくり浸かってとってもリラックスします♪
しかし、いい事尽くしだと思った垢すりもデメリットがあります。
一番注意したいデメリットは垢すりをする期間です。
新陳代謝により肌の入れ替えは28日周期とお話をしました。
その期間の間に何度も垢すりを行ってしまうと、落とす垢がなく必要な角質も落としてしまう可能性があり肌を傷つけてしまいます。
なので、垢すりの頻度は多くても1カ月に1度にしましょう。
また、垢すりは肌への刺激が強いので、肌が弱い方や敏感肌の方には垢すりをおすすめする事はできません。
肌が弱い方には低刺激なスクラブがおすすめ!
敏感肌だけど、垢も出やすいからなんとかしたい!
垢すりはタオルやブラシで直接肌をこするのでどうしても強刺激になります。
そこでおすすめなのが垢すりよりも低刺激で、保湿効果も期待できるスクラブです。
垢すりは強刺激な上に、保湿ケアを念入りにしないと逆効果になってしまう事があります。
スクラブは保湿成分の高いクリームが使われており体を洗いながら保湿が出来るので、敏感肌や乾燥肌の方にもおすすめできます。
しかし、スクラブの中には「かかと用」や「ひじ用」など厚い角質に覆われている部分用の物がありますので使用用途に注意して肌に合ったものを使う事が大切です。
また、低刺激とはいえやりすぎると肌を傷つける事になるのでスクラブの利用頻度は週に2回がおすすめです。
まとめ
- 肌の保湿や病原菌からのバリア機能が期待出来るので垢を全て落とす事はしない方がいい
- 新陳代謝の乱れや生活習慣の乱れも垢が出やすい原因の1つ
- 新陳代謝が活発な事も垢が出やすい原因なので若い人は特に垢が出やすい事が普通
- 垢とは古い角質と汗や皮脂などの分泌物や汚れが混ざった物
- 垢が出やすい体質の改善には肌に優しい入浴と入浴後の保湿が大事
- 垢すりはやりすぎると逆効果になるので頻度を守る事が大切
- 肌が弱い方は垢すりではなくスクラブがおすすめ
垢は不潔だから全て落とす事が正義と考えられがちですが、肌に対して重要な役割をしてくれていることが分かったのではないかと思います。
それでも、垢が出やすい原因は知りたいし出来る事なら減らしたいですよね!
この記事が垢が出やすい体質に悩まされている方の手助けなる事を祈っています。
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