お墓参りに1人で行くのはダメって本当?!その理由と注意点を解説!

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私の母
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お墓参りに行ける人も減って、1人でお墓参りに行こうかしら。でも1人で行ったらダメって聞いたことがあるような…。

「お墓参りに1人で行ってはダメよ!」と、ご高齢の方からよく聞きますよね?

私の実家では、家族みんなでお墓参りに行くのが毎年の恒例行事で、家族のおでかけが楽しかった思い出があります。

しかし今は、私と妹は実家を出てしまい、さらにおばあちゃんは足腰が悪くなって遠方のお寺さんまで行くのが難しくなってしまいました。

私の家のように、家族の形が変化してお墓参りに行ける人数が減ってしまったという話はよく聞きます。

「1人でお墓参りに行っても大丈夫なのかな?」という疑問ありますよね?

そこで今回は、よく聞くお墓参りに1人で行ってはダメと言われている理由と、お墓参りに行く時の注意点などをまとめました。

お墓参りに行く時って、何を持って行けばいいかわからなくて不安ですよね。

でも、はじめからお墓参りに必要なものが一式そろっていたら、そんな心配いりません。

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お墓参りに1人で行ってはダメと言われる理由3選

1人でお墓参りに行ってはダメと言われる理由は、昔の迷信もありますが、墓地のひっそりとした場所に原因があります。

今は管理人が常駐してきれいに整備されている霊園もありますが、急な階段や坂道があって滑ったらケガをしそうな墓地もまだあります。

そういった広い墓地や霊園に行く際の注意喚起として、「1人でお墓参りに行ってはダメだ」と広まっています。

それに合わせて、昔からの「慣習」や「縁起が悪い」といった迷信が理由で、お墓参りに1人で行くことはダメと言われているようです。

お墓参りに1人で行くと、なぜ「縁起が悪い」とよく言われているのか、その理由を知れば怖くなくなるかもしれませんね。

それでは、お墓参りに1人で行ってはダメな理由を3つ紹介します。

寂しい霊が付いてきてしまう、取り憑かれるから

1人でお墓参りに行くと寂しがり屋の霊が取り憑いて、ケガをしたり、良くないことが起こったりすると昔は考えられていました。

確かに、墓地はたくさんのたましいが眠る場所ですから、1人でそんな場所に行くのは良くないと思われていました。

しかし、お墓は故人やご先祖様と家族を繋ぐ場所ですから、無礼な行動をしない限り、何か悪さをされることはないでしょう。

マナーを忘れず、気持ちよくお墓参りすれば、ご先祖様もあたたかく見守ってくれることでしょう。

熱中症になりやすいから

夏の時期は、墓石の照り返しが強いことや墓地は日影が少ないことから、熱中症になりやすい場所と言われています

万が一、フラっとよろけた時、墓石が密に並んだ場所だと墓石にぶつかってケガをする恐れもあります。

夏場に1人でお墓参りに行く時は、こまめな水分補給と日影で休憩ができる場所を確認しておくなど、熱中症対策をしていきましょう。

人目に付きにくいから

静かに行動する場所なので、万が一、何か異変があったときに人目に付かず気づかれないという危険があります。

最近の霊園や墓地はしっかり整備されていて、足元に危険がないように設計されている所もありますが、そうでない所もまだまだあります。

両手に荷物を持ったままの状態で、墓地の細い道や階段を歩くと転倒する恐れもあるので、1人でのお墓参りは危険と考えられています。

1人でお墓参りに行く時は、家族にお墓参りに行くことを伝えて、携帯電話などでいつでも連絡が取れるようにしておくと良いです。

また、お寺や霊園に着いたら受付や関係者の方に挨拶をして、今日は1人で来ていることを伝えると安心ですね。

気をつければお墓参りに1人で行っても大丈夫

お墓参りに決まったルールは無いので、お墓参りに1人で行くことはダメなことではありません。

法事や法要のマナーからみても、非常識な行動ではないので安心してください。

でも、1人でお墓参りに行っても大丈夫と言われても、1人で行くのは少し怖い気がするなあ…

ただし、人気のない昔ながらの墓地や霊園に1人で行く際には、当日の確認や準備をしておく方がよいですね。

事前にできることを3つ紹介するので、準備の参考にしてください。

1人でお墓参りに行く際に気をつける3つ
  • 当日の天候の確認
  • 時間帯
  • 休憩場所の確認

<当日の天候の確認>

当日の天候は、暑いのか寒いのか、日差しが強いのか、風は強くなりそうか、事前に調べてから行きましょう。

天候が厳しいようなら、日程を変更した方がよいです。

どうしてもその日じゃないと行けないのであれば、天候に合った対策をして行きましょう。

1人でお墓参りに行くと、階段を上ったり坂を上がったりすると、体力的に厳しいこともあるので、余裕のある計画をしましょう。

<時間帯>

時間帯は午後よりも、早めの午前中にお墓に着くようにスケジュールを立てた方がよいです。

午前中の方が人気もありますし、日も高く明るい時間帯だからです。

万が一、交通障害で移動に時間がかかったり、途中で休憩をしたりしても、昼過ぎには着けるようにしましょう。

午後は時間が経てば経つほど日が沈んで暗くなる可能性があるので避けましょう。

また、お墓参りを「次いで」や「後回し」にすると良くないと言われています。

お墓参りに行く日に他に行くところがある場合は、お墓参りを午前中に済ませてから行きましょう。

<休憩場所の確認>

1人でお墓参りに行くと、荷物が多かったり歩いての移動が大変だったりするので、疲れた時の休憩場所の確認をしておきましょう。

1人でも無理なくお墓参りができるように、こまめに休憩を挟むのも大切です。

私のお寺さんがそうなのですが、最寄駅からお寺さんまでの距離が遠いこともあります。

歩く距離が長くなるようであれば、その間に休憩できる喫茶店やファミレスなどを探しておくことも大事になります。

お墓参りに1人で行く時でも気をつけるべき注意点3つ!

1人でお墓参りに行くこともダメではありませんが、お寺さんや周囲の迷惑になる行動について気をつけるべき注意点いくつかあります。

お墓参りのマナーなんてなんだか難しそう…

大丈夫!お墓参りにルールはありません。大事なのは「周囲に迷惑をかけないこと」「ご先祖さまへの想いを大事にすること」です。

1人でお墓参りに行く際も周りの方々が気持ちよく過ごせるように注意点を守ってお墓参りしましょう。

注意点を守った上で、1人のお墓参りに不安に思うことがあれば、ぜひお寺の方や管理人の方に尋ねてみてください。

お墓参りについてわからないことは直接お寺さんや管理の方に聞いてみよう!

それでは、お墓参りに気をつけるべきこと3つを紹介していきます!

墓石にお酒やジュースをかける

お酒やジュースをお墓にかけると、墓石の劣化につながってします。

お酒やジュースには糖類が含まれているので、お墓にかけてそのまま放置すると虫が寄ってくる原因になります。

そして、墓石には無数の小さな穴が開いていて、そこにお酒やジュースが入り込むと石材の変色とカビが発生の原因になります。

あ酒やジュースをお供えしたいときは、持参したコップやおちょこに注いでお供えしましょう。

お供え物を持ち帰らず放置する

お供え物をそのまま放置すると、そこにカラスがやってきて周囲荒らされてしまいます。

カラスなどの鳥類は、するどい爪とくちばしをもっているので、墓石に傷がついてしまう可能性もあります。

さらに、お供え物自体が腐敗して墓石を痛めてしまう可能性もあります。

周りの方にも迷惑になるので、お供え物は必ず持ち帰りましょう。

ろうそくや線香の火を息で吹き消す

ろうそくや線香の火を息で吹き消すのは、仏教の宗教上タブーと言われています。

息で吹き消したところで、お墓が痛んだり、公害が起きたりはしません。

しかし、宗教上人間の息は汚れものとされ、お供え物のひとつと考えられているろうそくや線香を汚してはいけないということです。

火を消したいときは、手のひらでパタパタと風を送って火を消しましょう。

お墓参りに1人で行ってもご先祖様が喜ぶ作法

お墓参りに1人で行くことになっても、お墓参りで何をするのか、必要最低限の作法を頭に入れておきましょう。

1人でお墓参りに行くことになったから、やることをしっかり頭に入れておかなきゃ!

こんな感じで、「お墓参りの作法なんて難しそう…」と気張らなくても大丈夫です!

ひとつひとつを心を込めて丁寧に行えば作法は大丈夫、お墓参りが1人であっても、ご先祖様は喜んでくれます。

それでは、まずお墓参りに行った時のおおまかな手順をご紹介します。

お墓参りの手順
  1. お墓の前で合掌してご挨拶する
  2. お墓とお墓周りの掃除をする
  3. 掃除が終わったらお墓に水をかけて清める
  4. 紙を敷いてお供え物を供える
  5. お香をあげる
  6. 最後に火の消し忘れやお供え物を置き忘れていないか確認して、来る前よりもお墓がきれいになっていることを意識して帰る

手順はわかったけど、どうしたらいいか気になることってありますよね?

次に、お墓参りはいつ行ったらいいのか、どんな服装で行ったらいいのかなど、気になる作法について解説していきます。

お墓参りはいつ行くのがいいの?

一般的には春と秋にそれぞれ7日間あるお彼岸に行く人が多いですが、これもお彼岸じゃないとダメという決まりはありません。

帰省した時、人生の節目(成人や結婚、出産、出世の報告など)の報告、その他故人を思い出すタイミングで行く人もいます。

仏滅や友引の日は避ける、4や9のつく日は避けるといったものは迷信なので、日付を気にせず行きたい時に行って大丈夫です。

ただし、天候が悪いと複数人で行っても危険な場合があるので、天候がすぐれない日は避けましょう。

お墓参りに行く時の服装は?

服装に関しても、特に改まった服装じゃないとダメというルールはありません。

お墓やお墓周りの掃除をするので、動きやすい服装が好ましいです。

ただし、お墓参りとしてふさわしい服装を心掛けましょう。

例えば、色や柄が派手であったり、露出が激しかったりする服装はお寺や霊園という場所にふさわしくない服装になるので避けます。

また、お墓参りの後お坊さんや住職の方に会うことになっているなど、特別な理由があれば少しフォーマルな服装で臨みましょう。

基本的には、場所に合った服装であれば大丈夫です。

お墓参りの時の持ち物は?

お墓参りの持ち物は主に、お墓をお掃除する道具とお供え物になります。

お墓参りの持ち物
  • お線香
  • ろうそく
  • 火を灯すもの(マッチやライター)
  • お花
  • お供え物
  • 掃除道具(お寺に揃っていないもの、例:雑巾・軍手・ゴミ袋など)
  • 数珠(無くても合掌すればOK)

掃除道具は事前にお寺に何が用意されているのか確認して、足りないものを持参していきましょう。

お供え物は故人が生前好きだった食べ物や飲み物を、持っていける範囲で用意するとよいです。

私の家では、お供え物はお墓参りに行ったみんなでその場で食べれる物を持って行っていました。

そのため、子どもの頃はお墓参りで少し高い洋菓子を食べることができたので、お墓参りは楽しい行事でした(笑)

各家でお墓参りを楽しめるように工夫してみるのもいいかもしれませんね♪

お墓参りの時に持っていく花は何がいいの?

お墓参りとしてよく供えられる花は「菊」です。

菊の花は長持ちするので、お墓参りの際の供え花として使われています。

また、菊の花は邪気を払うとも言われているのでお供えされるようです。

菊以外の花であれば、カーネーションやリンドウ、グラジオラス、ユリも選ばれます。

もちろん、故人が生前好きだった花を供えるのも良いですね。

逆に、お供えに不向きな花もあります。

トゲがあるバラや、首から折れてしまう椿、香りが強い花や彼岸花は避けるのが無難です。

お墓参りに行く時って、何を盛っていけばいいかわからなくて不安ですよね。

でも、はじめからお墓参りに必要なものが一式そろっていたら、そんな心配いりません。

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まとめ

  • お墓参りに1人で行くことは、ダメなことではない
  • お墓参りを1人でしたらダメと言われる理由は、取り憑かれる・熱中症になりやすい・人目に付きにくい、の3つである
  • 1人でお墓参りに行く時に気をつけることは、当日の天候の確認・時間帯・休憩場所の確認をする
  • 1人でお墓参りに行く時も、周囲に迷惑をかけていないか気をつけて、わからないことがあったらお寺や管理の方に聞いてみる
  • 「墓石にお酒やジュースをかける」「お供え物を持ち帰らず放置する」「ろうそくや線香の火を息で吹き消す」はNGである
  • お墓参りのおおまかな手順を覚えて、ひとつひとつ丁寧に行えば、故人やご先祖様も喜んでくれる
  • 日程はいつでもよく、服装は派手でなければ大丈夫、持ち物はお墓の掃除道具とお供え物を持参して、花は菊が好ましい

私が子どもの頃はお墓参りには大勢で行きましたが、時代によって、1人でお墓参りに行くことも出てくると思います。

1人でお墓参りに行くことは決してダメなことではないので、お寺や霊園に着いたら、関係者の方に挨拶して良い関係を保ちましょう。

1人でお墓参りに行く際は、頼れる人がいない分、当日の確認や持ち物の確認はしっかりして行きましょう。

お墓参りは、故人やご先祖様にとっても家族に会える特別な時間です。

ぜひ時間を見つけて、1人でもお墓参りに行ってみてください。

お墓参りに行く時って、何を持って行けばいいかわからなくて不安ですよね。

でも、はじめからお墓参りに必要なものが一式そろっていたら、そんな心配いりません。

この「お墓参りお掃除8点セット」があれば忘れ物もなく安心です!

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