お風呂は追い焚きして何日も使っているよ!でも、衛生的にはどうなんだろう?
お風呂に入るとき、節約のために前日の残り湯を再利用した経験はありませんか?
節約といっても、追い焚きしたお湯は衛生面が気になりますよね。
残り湯には前日の約1000倍の雑菌が繁殖しているといわれています。
何日も追い焚きしたお湯を使用していると、発熱や肺炎などを引き起こす可能性がありますよ。
今回は、お風呂を追い焚きした場合、何日まで安全に使用できるのかを詳しく解説していきます。
残り湯の有効的な活用法も紹介しますので、残り湯がもったいないと感じる方は参考にしてみてくださいね♪
また、お風呂を追い焚きした場合と張り替える場合の光熱費も比べてみました。
どちらが節約になるのか、確認してみましょう!
お風呂で追い焚きしたお湯は何日で交換すべきか
お風呂のお湯を追い焚きした場合、使用できる日数は2日が限度です。
お湯を張った次の日であれば、残り湯を追い焚きして使用することが可能です。
しかし、それ以降何日も同じ残り湯を使用するのは、やめておいた方がいいでしょう。
なぜ何日も追い焚きして使用したらダメなの?
それは、衛生的に問題があるからです。
何日も経過した残り湯の中には、たくさんの雑菌がいます。
また、お風呂で繁殖する雑菌の中には、感染すると最悪の場合死に至るような怖い菌もいるんです!
追い焚きしたお風呂の衛生面について、次の項で詳しく見ていきましょう♪
お風呂で追い焚きしたお湯の衛生的な問題
お風呂で追い焚きをすると、お湯の中の雑菌が約1,000倍に増加します。
お風呂のお湯ってそんなに雑菌がいるの!?
お風呂のお湯には、皮脂や洗い残しの汚れなどの雑菌がたくさんいるんです!
また、入浴人数が多いほど雑菌の繁殖は活発になります。
家族で入浴する場合などは特に注意が必要です!
お風呂で繁殖した雑菌で病気になることもある
お風呂で繁殖した雑菌の中には、発熱や肺炎などを引き起こす怖い菌もいます。
えっ!?お風呂のお湯で病気になることがあるの?
湯ぶねに張ったお湯の中で繁殖する菌は、大きく分けて2種類あります。
お風呂の残り湯にいる菌の大半は、人間と共生関係にある菌です。
ですから、すぐに病気になるということはあまりありませんよ!
しかしまれに、「レジオネラ菌」という雑菌が繁殖してしまうことがあります。
「レジオネラ菌」に感染すると「レジオネラ症」を発症します。
「レジオネラ症」を発症すると、発熱や肺炎を引き起こす危険があります。
抵抗力の弱い人は、最悪の場合死に至る怖い菌なんです!
「レジオネラ菌」に感染するのはまれだとしても、翌日約1000倍に繁殖する菌の中で入浴するのは、衛生的にあまりおすすめできません。
お風呂の残り湯で病気になりやすい人の特徴
免疫力の低い方がご家族内にいる場合は、追い焚きをせずに毎日お湯を張り替えたほうが良いでしょう。
前述したように、翌日の残り湯には菌が約1000倍繁殖していますから、衛生的にあまりよくありません。
抵抗力の低い方が「レジオネラ菌」に感染すると、最悪の場合死亡してしまうことがあります。
その他にも、以下に当てはまる人が家族内にいる場合は、毎日お湯を張り替えましょう。
特に小さなお子様がいるご家庭では、お風呂のお湯を誤って飲み込んでしまうことがあります。
衛生的にみても追い焚きした残り湯ではなく、張り替えたキレイなお湯でお風呂を楽しみましょう。
お風呂の追い焚きはガス代や水道代の節約になる
お風呂は毎日張り替えるよりも、追い焚きをした方がお得です。
お風呂に入る際にかかる費用は、水を張るための水道代と水を温めるためのガス代です。
追い焚きの場合は、残り湯を沸かすため水道代はかかりませんね!
ガス代に関しては、お風呂を追い焚きした場合と、張り替えた場合では数十円の違いがあります。
しかし、この場合のガス代も追い焚きの方がお得なんです!
そのため、ガス代も水道代も追い焚きした方が節約になるということです♪
しかし、前述したように、追い焚きをすると雑菌の数が約1000倍に増殖してしまいます。
光熱費は少しかかりますが、衛生的にも毎日お湯を張り替えることをおすすめします。
でも、張り替えると残り湯がもったいないな。
お風呂の残り湯がもったいないと感じるのであれば、洗濯で残り湯を有効活用する方法がありますよ!
詳しく見てみましょう♪
お風呂の残り湯は洗濯で使う事もできる
お風呂の残り湯は、日々の洗濯で有効活用することができます♪
洗濯に使用する場合は、雑菌とか大丈夫なの?
洗濯で残り湯を使用するのは、「洗い」のときだけです。
「すすぎ」はキレイな水道水で行うため、心配はありませんよ。
「洗い」で使用するのであっても、なるべくキレイな水を使用したいですよね。そのために、注意すべきことが3つあります。
一つ目は、お風呂のお湯はなるべく汚さないようすることです。お風呂に入る前は、きれいに体を洗いましょう。
シャンプーやボディーソープも、きちんと洗い流しましょうね!
二つ目は、入浴後すぐの残り湯を洗濯に使用することです。
残り湯は時間の経過とともに雑菌が繁殖します。なるべく早く、洗濯に使用しましょう。
三つ目は、残り湯は「洗い」にのみ使用する事です。
「すすぎ」で使用してしまうと、雑菌の繁殖や臭いの原因となってしまうので気を付けましょう!
上記の3つのポイントに注意して、残り湯を有効に活用しましょう!
まとめ
- お風呂で追い焚きをしたお湯は、2日目までは使用できる
- お風呂を追い焚きすると、雑菌が約1,000倍に増殖する!何日間も同じ残り湯を使うのはやめよう
- お風呂で繁殖する雑菌の中には、発熱や肺炎を引き起こす危険な菌もいる
- 高齢者や抵抗力の低いご家族がいる場合、残り湯は危険!キレイなお湯で入浴しよう
- 小さなお子様がいるご家庭は、菌が繁殖したお湯を誤飲する可能性があるので毎日お湯を張り替えよう
- お風呂の残り湯は、張り替えるよりも追い焚きした方が節約になる
- 残り湯は、洗濯にも使用できる!「すすぎ」に残り湯を使わないよう気を付けよう
- 洗濯に使用する際は、何日もたった後の残り湯ではなく、入浴後すぐのお湯を使おう!
お風呂の残り湯は何日使用できるか解説しました。
毎日張り替えたほうが衛生的ですが、光熱費を節約したいのであれば、翌日のみ追い焚きをして再利用しましょう。
残り湯には洗濯に使用するという方法もあります。残り湯がもったいないと感じる方は試してみてくださいね♪
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